テレキャスを買う
エレキギターを弾こうと思い立った場合、最初の1本はFenderであろう。
Fenderの知名度は抜群である。ギターに詳しくない私でも知っていた。ついついストラトに目がいくのだろうが、そこはオトナな50男。テレキャスに手を出した。1本目はテレキャスである。
かくいう私の場合、アニメ「ピンポン」をアマプラで観ていて、いきなりテレキャス が欲しくなった。メレンゲという人たちが歌う「あのヒーローと僕らについて」という主題歌が気に入ったのだが、その中の歌詞に「もしもの時 現る テレキャス持って」というのがあり、それを聴いているうちにテレキャスが欲しくなった。テレキャスがどんなギターかも知らずに!
というわけで2019年11月に御茶ノ水のギタープラネットさんで購入したのが、上のテレキャスターである。確か50万くらいだったか。Fender Custom Shop製のテレキャスだが、何年式か忘れてしまった。まだ1本目であるため、色の選択も無難である。軽いレリック加工が施されており、指板が削れているのが気に入った。まるですごく弾き込んでいるように見えるではないか!
またレリック加工にはもう一つメリットがある。一見して小傷だらけなので、ボロに見えるのだ。家庭的にも安泰である。実際私はこのギターを「同僚から使わなくなったギターをタダで貰った」と強弁して家に持ち込んだ。「初心者のくせにFender Customなんてモッタイナイ」、とマータイさんばりに指摘してくるような外野の声は遮断してよい。安いギターを買っても、必ず高いギターに目移りするのである。それならば最初から高いギターを買った方が良い。何よりも見てくれを大切にする50男は、安いギターを持つことであなどられるのを何よりも嫌うものなのだ。それに安いギターを使うことで、私が本来持っているギタリストとしての潜在能力が埋もれてしまったら、それこそモッタイナイではないか。
このことを私はカメラで学んだ。ライカのMが欲しいがカメラに百万はちょっと、と躊躇した挙句、Fujifilmを買ったり、NIKONを買ったり、ライカ の画質に近付こうとレンズにこだわってみたり。気づけば最初からライカを買った方が安く上がっていたのだ。その上、ライカのM-10Dを購入して撮影したところ、撮影画像のヌラヌラとした艶かしさに卒倒した。最初からライカを使っていれば...と後悔したものだ。ライカを買うのが数年遅れたことで、私が無駄にしたのはお金だけではない。何よりも貴重な時間を無駄にしてしまったのだ。
そう、私たちにはもう時間がないのだ。
| ライカだと撮って出しでこんなヌラヌラ! |
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